こんにちは!
今回の記事では、国立大学法人に新たに採用された職員におすすめの資産運用サービスについて解説します。
特に大学を卒業したばかりの職員は資産運用について興味があるころでしょう。ただ、大学で働いていても『お金の蓄え方、増やし方』について教わる機会はないので、自分で学ぶ必要があります。
毎月余ったお金を貯金してるだけ、なんていう愚かな大学職員にならないでくださいね。
僕は複数の資産運用サービスを並行して利用しておりますので、新入職員向けの情報をお届けします。
1. 個人型確定拠出年金(iDeCo)
まず第一に検討すべきなのは個人型確定拠出年金(iDeCo、以下イデコ)です。
これは検討すべきというか、確実にやるべきと言っていいでしょう。
理由は単純、節税効果が圧倒的に高いからです。
イデコは毎年2万9000円ほどの減税効果あり
国立大学法人職員の場合、毎月最大で1万2000円の拠出が可能です。
年間14万4000円の拠出金が全て所得控除の対象になるので、所得税と住民税が合計2万9000円ほど安くなります。
仮に大学卒業後、25歳くらいからイデコを始めて60歳まで続けたとすると、2万9000円×35年で約100万円の減税効果があります。
イデコの運用成績は景気によって上下しますが、毎年の減税効果は不変です。
運用で出た利益に対して通常約20%掛かる税金がイデコの場合ゼロになることも大きなアドバンテージです。
イデコの制度概要やメリットなどは別記事で詳しくまとめています。
イデコの始め方
イデコは自分の好きな金融機関でイデコ用口座を開設する必要があります。
口座開設時、勤務先である大学が発行する書類も必要です。所属部署の総務担当係に『確定拠出年金を始めたいんですけど・・・』と相談してみるといいでしょう。
証券会社選びも大切で、こだわりがない限りはコストが最安のネット証券が1番です。
ネット証券とはSBI証券、楽天証券に代表される証券会社ですが、店舗を持たないため各種手数料が安いのが特徴です。
僕はSBI証券のイデコを使っており、特に不満なく使いやすいです。
2. つみたてNISA
つみたてNISAはイデコのように所得税・住民税が安くなることはありませんが、運用利益に税金が掛からないという点で共通しています。
つみたてNISAの場合、口座開設に職場が発行する書類は不要です。
毎年40万円までと上限があるので、毎月の金額はMAXでも3万3000円くらい。最長20年間運用益非課税のメリットを受けられるのでまさに長期投資です。
僕は楽天証券のつみたてNISAで6つの投資信託商品を購入しており、毎月のつみたて額は1万3000円ほどです。
3. 共済積立貯金
『文部科学省共済積立貯金』は大学職員の間で比較的ポピュラーなサービスです。
毎年2回、4月と10月に新規の募集があります。
新規採用で4月に共済積立貯金を始めたという人は少ないと思いますが、次回10月募集はグッと始める人が増えるはずです。
積立貯金は毎月定額を強制的に貯金に回せるので、『貯蓄』の観点では良いサービスです。
しかも銀行より利率がいいので、銀行口座に貯金するよりお得。ただし、大きな利息が着くわけではないのでおまけ程度です。
積立貯金では資産を”運用”するわけではないのですが、堅実に貯蓄をしたいという人にはアリでしょう。
僕は約50万円を積立貯金で貯めたあと解約して、それを軍資金にしてロボアド投資を始めました。
余裕がでてきたらロボアド投資も面白い
ロボアド投資はウェルスナビやTHEO(テオ)に代表される全自動の投資サービスです。
僕は最大手のウェルスナビを使っています。
【関連記事】
最近評判のウェルスナビをレビュー。資産運用の実績も公開。
民間のサービスなので税金面で優遇されることはありませんが、ほったらかしにできるお手軽さと運用の優秀さが魅力です。
ウェルスナビは10万円からスタートすることができますが、働き出した人がいきなり10万円入金するのは難しいですよね。
興味がある人は共済積立貯金等を活用してある程度お金を貯めて、それを元手にロボアド投資をスタートしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
新規採用の職員さんに僕がおすすめできるサービスを紹介しました。
圧倒的におすすめなのはイデコです。大きな運用利益も見込め、税制優遇もあるのでやらなきゃ損レベルだと個人的には思います。
共済積立貯金は便利なサービスですが、それだけで満足しないように気をつけましょう。
積立貯金だけしてるっていう職員が多いんですが、それではお金を蓄えることができても増やすことができないので不十分です。
国立大学法人の給与で理想の生活ができるならいいのですが、そうでない場合、多少のリスクは許容して攻めた投資をしていくのが必要だと思います。
それが簡単にできるのがイデコやつみたてNISA、ロボアド投資ですね。
それでは今回の記事は以上です。
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