こんにちは!
2023年7月上旬(仮)に全国各地で『国立大学法人等職員採用試験』が実施されます。
この試験は5択のマークシート40問なので、対策ゼロでも運が良ければ合格することもあります。ただ、本気で合格したければ対策は必須です。
今回の記事では僕の経験から、試験対策の大枠を解説したいと思います。
僕と同じ文系出身の方の参考になれば幸いです。
まずは国立大学法人等職員採用試験の過去問に触れること
どんな試験でもそうですが、過去問を解き出題傾向を知っておくことは重要です。
そこで是非準備してほしい1冊がコレ↓です。
過去何回分かの過去問が掲載されており、非常に優秀な試験対策本です。
近年の傾向を元に編集部が作成した『予想問題』もついており、模試として活用できます。
私は上記の本を何周も解いて、本番に臨みました。
受験生がまず買うべき本と言えるでしょう。
国立大学法人等職員採用試験の出題構成を理解する
試験で出題される40問の内訳は次のとおりです。
一般知識20問 | 社会科学(7)、人文科学(7)、自然科学(6) |
一般知能20問 | 文章理解(7)、判断推理(8)、数的推理・資料解釈(5) |
合格に必要な正答率は約70%と言われています。
つまり40問のうち27問の正解を目指すことになります。
27問のうち、文章理解の7問は文系・理系問わず全問正解できるとして、残り20問です。
この20問をいかに正答していくかを戦略的に考えていく必要があります。
重点的に対策すべき分野
文系出身の方は数字の処理が苦手な傾向がありますが、以下2分野に特に時間を掛けて対策をした方がいいでしょう。
- 判断推理
- 数的推理・資料解釈
具体的にどんな問題かを知りたい人は、実務教育出版HPに掲載されている公務員試験の過去問をみてみましょう。
上記2分野で計13問の問題が出題されるため、この部分でどれだけ正答できるかが合否が分かれると言っても過言ではありません。
苦手でも、入念に対策すればある程度は解けるようになりますので安心してください。1問でも多く正答できるよう、演習をこなしましょう。
まずは上で紹介した試験対策本で過去問を何度も解き、その後、もう1冊くらい専用の対策本で経験を積むのがおすすめです。
優先順位としては、出題の多い『判断推理』をより重点的にやりましょう。
文系出身者が捨ててもいい分野
国立大学法人試験では6題、自然科学の出題があります。自然科学というのは、数学・化学・物理・生物・地学といった分野のことですが、文系出身の人が数学・化学・物理をゼロから勉強するのは無理です。
限られた試験準備時間の中、数学・化学・物理に膨大な時間を掛けるのはナンセンスなので捨ててしまいましょう。
マークシートなので適当に選択しても正当できる可能性はあるわけです。他の対策に時間を回すのが得策です。
数学・化学・物理に比べ、生物・地学は暗記すればOKなので簡単です。
よって生物・地学の対策をした方がコスパはいいと思います。
社会科学・人文科学で5割正当できれば合格ラインに乗る
ここまでで、以下のとおり20問は正答を稼げると思います。
- 文章理解で7問中7問正答(古文に注意)
- 判断推理、数的推理・資料解釈で13問中10問正答(最重要)
- 自然科学で6問中3問正答
あとは7問正答できれば合格ラインに乗ります。
社会科学・人文科学の対策も過去問を中心に
残りは社会科学・人文科学の14問から7問正答すればOKですね。
各分野を細分化すると以下のようになります。
社会科学 | 政治(1)・経済(2)・法律(2)・社会(2) |
---|---|
人文科学 | 地理(2)・世界史(2)・日本史(2)・思想/文学美術(1) |
暗記科目なので、基本的にやればやっただけ成果が出る分野です。
移動中や寝る前など、少しの隙間時間でも情報に触れるようにすれば、徐々に覚えることができるはずです。
【効率的な学習方法】
- 過去問を数多く解く
- わからない部分の解説を読み込む
- 上記①②をひたすら繰り返す
世界史・日本史は漫画を活用して覚えるのがおすすめです。
私は以下のシリーズを使ってました。かなりよかったですよ。
まとめ
今回は国立大学法人試験の攻略法について解説しました。
- 過去問を解く
- 全体構成を理解し、逆算して7割正答を目指す
ざっくりいえば上記2点に集約されます。
人により得意不得意はありますが、文系の方は概ねこの記事に書いた配分で7割正答を確保することになるかと思います。
あとは、試験の直前まで必死でやるだけです。
これから試験を受ける方が参考にしていただければ嬉しいです。
それでは今回の記事は以上です。
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